sk0005 風華でのギター演奏(June 20, 2005)
最近居酒屋さんなどお酒を飲めるお店でソロギターライブをやっています。多賀のスナック「Rattan」でやったのが始まりです。
詳しくは「ギター」の項に書いていますが、おじんハワイアンバンドでときどき出演している水戸の軽食喫茶「梅良里(ばいよりん)」と東海村の居酒屋「しんちゃん」でも、休憩時間に少しですがソロギターをやっています。
酒と音楽とはつきものということで、「酒」の項にも酒と関係したギターの話が出るのも自然なことです。
しかし、「梅良里」と「しんちゃん」は車で行くので、私自身は酒が飲めません。
最近ソロギターライブをやった河原子の旅館「東館」、日立駅前シビックセンタ内のイタリアンレストラン「カラカラ」、多賀の小料理店「味春(みはる)」は家内と一緒なので、車の運転は家内にまかせて私も酒をのみながらお客と一緒に楽しんでいます。
飲み過ぎて演奏がメタメタになってはお客さんに失礼ですから、アルコールが体に回ってリラックスする程度が丁度良く、時間が経ってお客さんがかなり良い気分になってもこちらとしてはほろ酔い程度に留めておかねばなりません。
多賀に私が以前からお世話になっている「風華」というスナックがあります。重大な製品事故が頻発した工場の設計部に在籍していた頃は、午前様になってもストレス解消という名目で毎晩のように通っていました。
この頃の名残で、私には酒飲みというイメージが定着してしまっています。最近ではごくたまに行く程度ですが、バイオリンとのデュオの出番があるときは秘密の練習場所として利用させてもらっています。
その「風華」でソロギターライブをやってはという話があり、ママさんに聞いてみました。人が集まるかどうか心配なので、まずはお客さんに打診してからということでした。
「風華」にはママさんから頼まれて以前東京で購入したクラシックギターが置いてあり、客で行ったときにたまに弾くことがあります。スナックにお酒を飲みに行く目的は人それぞれであり、酔いたい人、歌いたい人、おしゃべりしたい人、飲みながらテレビを見たい人など色々です。
以前「風華」でマジックでだましたお客が居るのですが、後日会ったときは隣に座っているのに私の目を見ようとしません。酔いたくて来ているのに、話しかけられるとまたマジックでだまされて酔いが覚めてしまうということでした。私の知っている別の人なのですが、隣に座っていた話し好きなお客が帰ったあと、「静かに酔いたいのに、話し掛けられると気が散ってさっぱり良い気分にならない」と言っていました。その方も相当話好きなのですが・・・。
「風華」で飲みながらギターを弾いている最中に、ボックスに座っていたお客さんから「ママ、からおけ!!」という声がかかりました。どこかで飲んできて良い気分になっているようでしたが、そのお客さんは歌いたくて来ている訳ですから、仕方ありません。こちらとしては決して良い気分ではありませんが、人それぞれに酒の飲み方があり、他人が弾くギターを聞きたい人ばかりではないことを認識し、その後は知らないお客さんが居るときはギターを弾かないことにしています。弾いているときに新しいお客さんが入ってきたときは、始まったばかりでもその曲で終わりです。
「風華」に限らず、気心の知れた少数のお客さんの場合は別ですが、私も気分良く演奏するためには、正式にソロギターライブという形をとる必要がある訳です。
という訳でそのうちに風華でやることになるかも知れません。
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