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■酒のみの歴史
(私の酒飲みの歴史)(February 24, 2003)
●酒の飲み始め(独身の寮生活時代)
●結婚してから(27才~)
●研究所から工場に転籍して(40代後半~)
●ビール、ウイスキー、酒、焼酎、ワイン
私の酒飲みの歴史:はじまり(February 24, 2003)
Label「酒の飲み始め)」
●酒の飲み始め(独身の寮生活時代)
私の家系は親も兄弟も酒飲みで、その血をひく私も当然ながら酒を飲めるようです。しかし、日立製作所に就職した当初はまだ10代で、特に酒がおいしいとは思いませんでした。
独身寮に入って数年たった頃、鹿児島県出身の後輩が帰省したおみやげに、「薩摩白波」の一升瓶を持ってきたことがあります。今なら誰でも知っている本場のいも焼酎です。味見ということで、お猪口一杯口に含みましたが、何と不思議な味と強烈な匂い!それは飲んでしまいましたが、その香り(臭い匂い)が一週間くらい鼻のまわりにまとわりつき、こんな酒二度と飲むものかと思ったものでした。
それ以来、寮に居る間は焼酎は敬遠してきました。しかし、独身寮生活というのはやはり自堕落になるものです。
会社の帰りにパチンコで時間をつぶし、まっすぐ寮に帰ればご飯が用意されているのに、いつものお店で炒飯を食べながらビールを飲む生活が定着してしまいました。安月給ですから、そんな生活が毎日続いたら当然ながら途中で軍資金がなくなってしまいます。会社の友人に借金をしてなんとかその月をやり過ごすと、給料を貰ったらまずは借金返済です。借金を返済すると、月半ばで足りなくなるので、また借金です。
なんとかこのパターンで毎月乗り切っていましたが、一度我慢して半月ずらせば借金しなくても済むのに・・・と思う人は、きっと借金したことがない意志強固な方です。
借金をしたからこそ借金の辛さが身に染み、月の後半の耐乏生活にも耐えられたということが言えます。
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Label「結婚してから」
●結婚してから(27才~)
27才で何とか結婚することができました。
結婚式の費用に、わずかの蓄えを全て使い切ってしまいましたが、借金はなかったので非常にすっきりしていました。当然しばらくは品行方正です。
会社では研究所に配属になりましたが、職場は油縄子町(現鮎川町)の独身寮に近いK工場の中の分室でした。独身寮に居る頃は、分室の出勤が一番遅く、日立駅そばのH工場、大みかの研究所本館の人が出かけた後に起きることになります。あっと思ったときは10時頃というのが良くありました。それで月に1回は年休です。年休の総日数は10日弱ですから、年途中で年休がなくなります。その後はばつの悪い重役出勤です。さすがに欠勤をする勇気はありませんでした。
これがぴたっとなくなってしまいましたから、まわりの人もびっくりで、結婚の効果は大きかったと言えます。お金もないので、たまの飲み会以外はまっすぐ家に帰ることが多い生活がずっと続きました。
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Label「研究所から工場に転籍して」
●研究所から工場に転籍して(40代後半~)
本当に酒を飲み始めたのは平成4年(1992年)に研究所から分室のあるK工場の設計部門に転籍してからです。
ちょうど1000kV送変電機器の検討が始まった頃で、私の出番が待っていました。電力会社の関係部門とのつきあいは、研究所時代に関係していた部門の方達との紳士的なつきあいとは全く異なり、毎日が真剣勝負でした。体よく言えば、ストレス発散のために、帰りに一杯やる回数は増えたと思います。
それから毎年のように製品の重大事故が相次ぎ、その事故対策は本当に大変でした。毎日が午前様ですが、遅くまで頑張った若手をねぎらうことも含め、少しの時間でも一杯飲まないと帰れない日が続きました。この頃から、我が家での私の評判は右肩下がりを続けています。誕生祝いの娘からのプレゼントには、「お酒の飲みすぎに気をつけて・・・」というコメントが必ずついてきます。
設計部を卒業してからは、さすがに遅い時間まで飲む回数は減りましたが、それでも毎日遅くまで頑張っている若手から見ると、いつも飲んでいるというイメージが固まっているようです。ま、特に否定はしません。
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Label「ビール、ウイスキー、酒、焼酎、ワイン」
●ビール、ウイスキー、酒、焼酎、ワイン
今は飲めないお酒はありません。その時の気分で、適当なお酒を飲んでいます。
「今日は飲むぞ!」と決めた日は、まずビールです。ある程度の量の液体を胃袋に流し込み、適度なアルコールが体の中を一巡した頃、「さて次は・・・」となります。大抵は酒ですが、その日の気分と一緒に飲む人によっては、焼酎になったり、ウイスキーになったり、ワインになったりします。
トップページの冒頭のことわざらしきものは、最近お気に入りの飲み屋さんから仕入れたものです。他にもありますが、この3篇が特に気に入りました。
この間酒屋で薩摩白波を見つけたので、買って帰って「これはうまい!」とお湯割で晩酌をやっていた何日目かに、家内に「部屋中臭くなるから止めて!」と言われてしまいました。臭い(良い味)のは飲んでいる本人だけかと思っていたら、周りにも影響するとは新しい発見でした。焼酎も好んで臭いのを選ばなくても、おいしいものが沢山ありますので、少し反省です。薩摩白波は一升瓶に半分残ったままです。
本当の酒飲みとはどういうものか?この方面でも私はまだまだ進化の途中です。
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