gt0017 河原子旅館でのギターソロ演奏(May 10, 2005)
4/17日(日)のHBBF(ひたちビッグバンド・フェスティバル)の懇親会が終わったあと、流れでいつものように多賀の町で一杯やってと考えていました。日曜日ですからやっている店は限られています。去年も行ったあの店へということで行ってみたのですが、看板が消えています。
そのままも帰れず、少し歩いたところに都合よくあった赤提灯に入ったのですが、座敷に座っている5名程の団体の他に40代の夫婦と思われる二人連れがカウンタで飲んでいました。カウンタの端っこに座って飲み始めたのですが、二人連れのうち近くに座っていたまずまずの美女が、あれがおいしいですよ、このつまみがおいしいですよと調子よく話し掛けてきます。話のお相手をしていたのですが、私がバンドのユニフォームを着て赤いネクタイをしていたこともあり、実はバンドの帰りなんですよという話になりました。
その夫婦は河原子でかじめ湯をやっているいうことです。かじめ湯なら水木の「はぎのや旅館」へは良く行っているのですが、そこではないようです。風呂にかじめ(海草の一種)を入れている河原子の旅館「東館」ということでした。東館なら以前同期会で泊まったことがあります。毎年HBBFの司会をやってもらっているH.Wさんを知っているということです。そういえばH.Wさんの家は河原子だと聞いたことがあります。
話がはずんで、2週間後の5月1日に北海道から10名ほどの年配の女性のお客があるということで、ではそのときにギターを弾きましょうかと、とんとん拍子に決まってしまいました。奥さんもどうぞということで、結局家内も連れて一泊でお邪魔するということになりました。
食事も出してくれるということなので、こちらは当然ノーギャラです。
5月1日(日)当日は北海道から来た人が半分ほどの一組の夫婦を含む12名程のおばさん達のグループと、ふらっと入ってきたという品の良い老夫婦が泊り客で、食事のあと午後7時から食堂でギター演奏が始まりました。
最初に時間の許すまでと言って始まったのですが、リクエストにも応えながらフラメンコ、ポピュラー、ジャズ、演歌と9時まで延々と2時間もぶっ続けで演奏してしまいました。ピアノ演奏は良くあるけれど、ギターの生演奏は初めてということで、皆さん大感激のようでした。演奏する音楽のジャンルが広いのにもびっくりされていたようです。
旅館のご主人とおかみさんも、皆さんとても感激してくれたと喜んでいます。演奏する側としては、お客さんに感激して貰えるということは最高の報酬であり励みでもあります。
おかみさんがご主人と外に飲みに出たのは、2週間前の赤提灯が初めてだということで、一瞬の偶然の出会いがどう発展するか分らないものですね。
次の日は左手がかなりの後遺症になっていました。少しは年も考えて時間配分にも気を配らなければとも思いますが、喜んで貰えれば少々のことはという気になります。とても貴重で楽しい体験でした。
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