gt0018 茨城ハワイアンクラブ(May 16, 2005)
全員定年後のおじんハワイアンバンドに誘われてときどきハワイアンをやっています。
ハワイアンは結構盛んなようでハワイアンダンス教室はあちらこちらにあり、ハワイアンバンドも多くあって茨城ハワイアンクラブというのが結成されているようです。
5月5日(木)こどもの日に水戸総合福祉会館でその茨城ハワイアンクラブ主宰でコンサートが行われました。
私が参加しているヒロ・アイランダースも初めて出演するということで声がかかり、行ってきました。ジャズのビッグバンドの場合は場違いのエレキギターで演奏している人が良くいるのですが、ハワイアンバンドは皆んな本格的な高そうなフルアコースティックギターを持っており、びっくりです。50代~60代が多いので、趣味にかけるお金には不自由していないのでしょう。
ヒロ・アイランダースの演奏曲はいつもやっているものなのですが、ハワイアンの他に歌付きのなつめろ、アドリブ付きの古いスイングジャズなど他のハワイアンバンドと比べると少し異質です。
10バンドくらいのうちの5番目にいつも通りの演奏を行い、私はさっさと帰ってきたのですが、夕刻メンバーからかなりの反響があったとメールが入ってきました。
日本のハワイアンスチールギターの草分け、バッキー白方の息子と東京で一緒にバンドをやっているという茨城ハワイアンクラブの重鎮が、終了後わざわざやってきて、「おたくのギターは良いギターだ、あんなにキレの良いギターはめったに出会えない。」とお褒めの言葉を頂いたそうです。元プロのギターの方から、鹿島でのイベントに参加しないかとの声もかかったそうです。
私のリズムはスイング調でありハワイアンとはかなり違うことは分っているのですが、メンバーがその方が良いというので、あえてそのままにしています。ときどきアドリブが入ったこともあって、ハワイアンの方達には新鮮に聞こえたのでしょう。
思いがけずハワイアン業界からも認められた形ですが、音楽にジャンルはないということでしょうか。私は、異質であっても良いものは良いと評価してくれたことにすごく新鮮な驚きを感じました。
1987年にアメリカの学会IEEEで論文発表したことがあるのですが、アメリカの人たちは他人の業績を正当に評価してくれると感じました。逆に日本では、素直に口に出すことができないだけなのかも知れませんが、正当な評価を得るのが難しいような気がします。
評価してもらうためにやっているのではないのですが、他人の評価というのは気になるものですね。
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