gt0019 多賀の小料理店での初ライブ(May 10, 2005)
去年4月18日(日)HBBF(ひたちビッグバンド・フェスティバル)の懇親会の後に行った多賀の小料理店に、今年4月17日(日)のHBBFが終わったあとに行ってみましたが、看板が消えていました。その後ふらっと入った赤提灯での出会いで河原子旅館でのギターソロ演奏が実現したことは既に書いた通りです。
後日その小料理店、「味春(みはる)」というしゃれた名前、に入って聞いてみたところ、日曜日にやっていない訳ではなく、その日はたまたま出かけていたということでした。
おかみさんと色々と話をしていましたが、ジャズボーカルでも入れてライブをやってみたいということでした。バンドを入れるには狭いし、プロに頼んだら高いよということで、私のギターで良ければという話になり、またまた話がまとまってしまいました。基本的にノーギャラですが、家内と二人の飲み食い付きです。
約束の当日、5月14日(土)の夕方6時にそのお店に行ったところ、ギターライブということで看板が出ていて、私の名前がしっかりと書いてあるのに面食らいました。幸いメイン通りから少し入ったところなので、あまり目立たないのが幸いです。飲み放題\3500ということで、おなじみさんには連絡済ということです。
テーブルが一つ片付けられて、ギター一人には十分のスペースがあり、なかなか良い感じです。30分ほどでセッティングが終わり、後はビールと焼酎をちびちびやりながら7時までの時間待ちです。少しアルコールが入った方がリラックスできます。おかみさんが特別に用意したようで、フラメンコの写真なども飾ってあります。
年配の男性ばかり、15、6人のお客さんが入ったところでライブ開始です。フラメンコの写真に合わせて、いつものようにマラゲーニャが最初の曲です。最初に「おおっ!!」と言わせると、後は何をやってもOKです。フラメンコの曲を幾つか続けましたが、やっぱりガットギターだと「禁じられた遊び」のリクエストがあります。途中に間奏が入るアレンジで、なかなか良い雰囲気です。最初のステージの40分が終わる頃、ジャズをやって欲しいとのリクエストがありました。それは後のお楽しみということで休憩に入りました。
薄いお湯割焼酎を飲みながらのしばしの休憩の後、ちょうど8時に第二ステージの開始です。リクエストに応じながらボサノバ、ジャズなどの演奏です。楽譜を準備していない曲は、次回のためにしっかりと曲名を頭の中にメモしておきます。第二ステージを半分過ぎた頃入ってきた新しいお客さんは、1曲聴いたところで気に入ってもらえたようで、「禁じられたあそび」のリクエストが入りました。
他のお客さんに断って2回目の演奏を行いましたが、この曲には想い出があり涙がでる、2回目の方が良かったと他のお客さんが言っていたそうです。アルコールが回って良い気分になっていたのでしょう。
「アルハンブラ宮殿」もいつもリクエストされるのですが、不安でしたが初めて演奏してみました。完璧とはいきませんが、何とか最後まで演奏できたのが今回の大きな収穫です。
終わり時間の9時になりましたが、とても盛り上がっていて止めれそうもありません。HBBFの司会をやって貰っているH.Wさんがちょうど入ってきました。今日はどうしても早く来れない用事があったそうです。H.Wさんには1年前にこのお店に連れてきて貰っており、今回もポスターを作ったりと色々とお世話になったようです。
せっかくなので少し延長して数曲演奏しましたが、きりがないので最後にとっておきの「ラ・クンパルシータ」です。
アンコール、アンコールの大熱狂の中、ライブ終了です。
お客さんはもちろん、おかみさん、板前さんにも大満足してもらえたようで、演奏する側としてもこんなに嬉しいことはありません。
近くの町工場の社長という方が居て、名刺の裏に「I Love Jazz」と書いてあります。河原子の方のレストランで良くジャズライブのプロモートをしているということです。そのレストランで今日と同じようなライブをやって欲しいのだけど、ギャラはどのくらいかと聞いてきます。アマチュアですから基本的にはノーギャラということで、引き受けることにしました。勿論食事、飲み物はフリーという条件です。
この日のライブが始まる前に、おかみさんに次はいつ・・・と聞かれ、6月11日(土)にしました。おかみさんには、音出しの試し演奏の時点で気に入ってもらえたようです。6月の土曜日は水戸の「梅良里(ばいよりん)」と東海村の「しんちゃん」はもう決まっており、あと一日の土曜日は他の予定が入っています。という訳で、河原子のレストランはその後ということなので、実現するかどうかはまだ分りません。
帰りにおかみさんから、思いがけず車代とおまけに焼酎のボトルを1本おみやげに貰ってしまいました。
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