gt0007 ハワイアンバンドからのお誘い(November 26, 2004)
全員が定年後のおじんハワイアンバンドから、ギターがいないからやって貰えないかとお誘いがありました。水戸でやっていたハワイアンバンドが何ともリズムがメタメタでどうしようもないバンドなので、何人かで脱退して新しいハワイアンバンドを作ったということです。
メンバーは、警察官OBでサイドギターからスチールギターに持ち替えたばかりの70才くらいのおじん、ビブラフォーン&キーボード&ウクレレ&おまけにボーカルもこなすやはり70才くらいのおじん、エレキベースの65才くらいのおじん、ウクレレ&ボーカルの65才くらいのおじん、の4人です。警察官OBの他の3人はH製作所のH工場OBで、若い頃ダンスバンドなどでしばらく一緒にやっていたことがあります。
お役に立つならと引き受けることにしました。最初に練習で合わせたとき、特にSt.Gのおじんがびっくりしていました。リズムは乗るし、初見の楽譜でアドリブまでやってのけるということで、ハワイアンバンドをやっていて今までにこんなすごいギターを聞いたことがないということでした。
他のメンバーは昔一緒に演ったことはあるのですが、改めて一緒に演ってみて、私一人が入るだけで全く別のバンドになったようだという風に言っています。
ハワイアンにもスイング系の曲が多いのですが、ハワイアンでのリズム(アクセントのつけ方、切り方、etc.)とジャズでのリズムは全く違います。その点は私にもすぐ分かったのですが、メンバーはいわゆるハワイアンギターのリズムよりも、私の演るジャズのスイング調のリズムの方が好きだということなので、あえて直さずに私のスタイルでやることにしています。私が入るとすごくスイングして、みんなのりのりになります。
#&bの原信夫さんから、私が参加しているジャズのビッグバンドWMOが、「こんなにスイングするアマチュアバンド、聞いたことないです。」と評価されるようになるまでには、見た目には単調なギターの4ビートのリズムがいかに難しく重要であるかを痛切に感じてきています。決して自慢する訳ではありませんが、この経験が生きているのではと思います。
このハワイアンバンドは、水戸の喫茶店「梅良里(ばいよりん)」と東海村の居酒屋「しんちゃん」でそれぞれ月に一度演奏しています。やらせて貰うという感じで、水戸の「梅良里」では食事代として一人\1000円払っています。東海村の「しんちゃん」では無料演奏で、食事を提供してもらう、という状況です。最近はボランティアもやろうかと手を広げ始めています。
ところで、みんなおじんですから30分くらい演奏したら、休憩タイムに入ります。私は来年2月で60才になり、もう遠慮している年ではないので、このときとばかり休憩時間中に持参したガットギターで、得意のフラメンコを演奏したりしています。その日の気分で演歌をやったり、スクリーンミュージックをやったりしていますが、バンドメンバーも最初はすごいギターソロ(?)にあっけにとられていました。St.Gのおじんは、私なんか居なくても・・・とめげかけていましたが、スチールギターがないとハワイアンバンドになりませんから、それはそれということです。そのうちに追っかけが出てくるかも。
水戸の「梅良里」でフラメンコソロをやったときに、ダンス教室の先生が来ていて、知り合いのフラメンコ・ダンス教室の先生がギタリストを探しているのでどうかと声がかかりました。水戸あたりにはフラメンコ・ギタリストなど幾らでも居るでしょうと言いましたが、居ないということでした。フラメンコギターのソロは一人で適当にやっていれば良いのですが、フラメンコ・ダンスの伴奏となるとそうはいきません。
フラメンコのリズムには幾つかのパターンがあり、それぞれ12拍単位で複雑で微妙なアクセントが入ります。これを理解しないととても伴奏などできる訳がなく、ひとまずはお断りしました。
でもいつかはやってみたいと思いますが、そちらの方の練習もしなければ・・・。
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