sk0006 夢路とマジック(June 30, 2005)
最近多賀の和風スナック「夢路」に良く行っています。社長、大工さんやK工場若手のE.U.君など、大体常連さんが決まっています。
先日早めにいったときに、大工さんとE.U.君が続けて入ってきました。「夢路」ではときどきギターを弾くのですが、この二人はまだ私のマジックの洗礼を受けていません。いつも店に出ているママさんの娘さん、本物のママさんはめったに店に出てこないので、娘さんの方をママさんと呼ぶことにします。
ちょっと思いついてママさんにガラスのコップを三つ借りました。
カウンターの上に借りたコップを上下互い違いに並べます。大工さんとE.U.君、それからママさんに説明します。「このコップを二つ同時にひっくり返し、3回で全部上に向けてください。はい、このように・・・・、できますね。」
それから大工さんにコップを渡しますが、できません。「もう一回やるので良くみてて・・・」とやった後、ママさんに渡しますが、やっぱりできません。最後にE.U.君にコップが渡ります。だまってみていると、できました!!ではもう一度と、コップを受け取りE.U.君の前に並べたのですが、今度はできません。
今日はこれで、と早めに「夢路」を後にしました。3人居れば、子供だましのマジックであることがすぐばれるでしょう。
後日ママさんに聞いてみたところ、私が帰ったあともやっぱり分らず、ひっくり返しているように見えて実際はコップをひっくり返していない、という結論に達したということです。「えっ!えっ!!」3人も居て見破られないのは私も初めてです。
大工さんとE.U.君がすぐ店に入ってきましたが、コップについてはもう私は言及しないことにしました。
ママさんから長方形のメモ用紙を貰い、適当に切れ目を入れて図のような立体を作りました。「はい、これに触らないで同じものを作ってください」とメモ用紙をそれぞれ1枚づつ渡しました。「何だこれは!!」見れば見るほど不思議な形です。「これは俺の専門分野だ」と大工さんはじっと不思議な形を見て考えています。
この日も私は早めに帰りました。その後ママさんに聞いたところ、大工さんができたということです。さすがに頭の中で形を組み上げるのは得意分野のようですね。
頭の体操も適当にしないと、せっかく飲んで良い気分がさめてしまいますね。
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