sk0002 夢路(May 7, 2005)
多賀駅近くの「夢路」は2年ほど前に早期退職した同じ職場のI.W.さんが良く通っていた店です。I.W.さんとは良く一緒に飲んでいたのですが、1軒目が終わるとI.W.さんはいそいそと我々とは別の方向へ歩いて行きます。どうも「夢路」に行っていたようです。大工さんとか社長とか色々な職業の人が居て、おしゃべりするのがとても楽しいというようなことを言っていました。せっかくの楽しみを邪魔してはいけないと考え、I.W.さんの退職前は結局行かずじまいです。
I.W.さんが退職してしばらくして、何となく気になって入ってみました。そこそこ美人のママさんが一人でやっているこじんまりしたお店です。しばらく通って分ったのですが、ママさんは別に居て、店に出ているのは娘さんということです。びっくりするのは料金がとても安いことです。
噂の大工さんや社長は毎日のように来ているようです。私の良く知っている会社勤めとは違いそれぞれとてもユニークで、まるでその店そのものが漫画の舞台でそれぞれ漫画に出てくる登場人物のようです。
I.W.さんが通っていた理由が分りました。私も気に入ってしまって、インターネットオークションで入手したギターに置き場をとられて、行き場のないハードオフで3千円で購入したギターの一つをその店に置いて貰うことにしました。少し失礼な言い方ですが、見かけによらず大工さんは日曜日の「題名のない音楽会」を毎週見ているようで、私のギター演奏にもすごく興味を示します。反面、社長はあまり興味がないようです。こればかりは好みの問題なので無理強いはできません。
ギターの音にひかれてふらっと入ってくる人、飲めないのにときどき顔を出す病み上がりのおじさん、少しHな話が好きな私が現在勤めているK工場OBのT.I.さん、何が楽しみで来ているのか良く分からないK工場若手のE.U.君などなど。
お酒の話をしばらくホームページに書いていないなぁとつぶやいていたら、E.U.君から是非「夢路」のことを書いて下さいと言われ、久々に書いた次第です。
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