gt0003 中古ギターの買い漁り(February 20, 2004)
クラシックギターは、若い頃買った1本しか持っていませんでしたが、ネックがそってきたためか、1弦の12フレットの実音がオクターブ音より少し低くなってしまいました。手工品ではないのですが、独身の頃買って長い間使っていたので、何となく愛着があり、思い切って修理に出しました。
ネックのそりはなくなりましたが、相変わらず1弦の音は狂ったままです。どうも弦に問題があったようです。それから大問題は、弦とボディとの間隔が狭くなり、指先がボディに当たるようになっていたことです。ネックを真っ直ぐにしたことに付随してそうなってしまったのかどうか?好きでやっていることですから、修理費は惜しくはありませんが、さて、困った!!クラシックギターはこれしかないのです。
後で気が付いたのですが、フラメンコ用にゴルペ板(透明のセルロイドの板)を貼ってあったせいか、修理屋が気をきかせてサドル(ボディに付いているブリッジの弦があたる部分)を削って、弦高を低くしていたようです。
自宅の近くに中古品を扱う「ハードオフ」という店があり、エレキギターなど沢山置いてあります。あるときクラシックギターが売りに出ているのを見つけました。それも\3,000です。そんなに使い古した感じでもありません。あっと思い、即座に買ってしまいました。クラシックギターはめったに出物がないのですが、ちょくちょく顔を出していたおかげで、売りに出たら即座に買うということで、ついつい3本も買ってしまいました。そのうちの1本はハードケース付き、おまけにケースの中には結構立派な音叉が入っていて\3,000です。普通はケースだけでもこの値段では買えません。音叉も肉厚が厚い高そうなもので、\2,000くらいはしそうです。
弦の張り方がでたらめなものもありました。要するに、買ってはみたものの、使いこなせず売りに出したという感じです。なぜ\3,000なのかは後で分りましたが、私が弾けば優に10倍の\30,000の価値があります。
とりあえず、修理に出したギターが不具合で、弾けるギターが手元にないという一大事は解決しました。娘の結婚式で弾いたギターは、\3,000で買った3本のギターのうちの1本、多分最初の1本です。後で分ったのですが、このギターはクラシックギターとしてはかなり有名なメーカのもので、他の2本とは違ってかなり良い音が出ており、当たりでした。
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