gt0090 ソロギターライブについて(January 9, 2007)
みなさん、あけましておめでとうございます。
2年前還暦を迎えて会社を定年退職したのを機に、それまでのバンド活動に加え、この2年間色々なところでソロギターライブをやってきました。河原子の旅館、今は無くなってしまった多賀の小料理店、多賀界隈のスナック・小料理店・一杯飲み屋さん、ホリゾンかみねのレストラン、グランドピアノがある日立のスナック、昨年末は子供相手のクリスマス会のBGMなどなど・・・。
レパートリーも増やし、意識してがむしゃらにやってきました。ちょっと場違いかなというところもありましたが、総じて暖かく迎えてもらえたと感じています。
人前でたった一人でギターを弾くのは、真剣勝負で緊張もしますが、楽しい想い出の方が沢山残っています。特に初めて本格的なライブをやった小料理店「味春」では5回もライブをやり、多くの友人もできたのですが、店を閉めた後の現在は跡形もない更地になっており、寂しいかぎりです。
ソロギターですからある程度アレンジした楽譜が必要で、色々と楽譜を買い込んでレパートリーをどんどん増やしたのですが、少しづつ困ったことも起きてきました。ライブの前におさらいする時間が足りなくなってしまったのです。
初見で弾けるものも多くありますが、新しく仕入れた楽譜は、一度やった曲でもライブの前ではやはりおさらいが必要です。
やっぱり究極は、アレンジした楽譜ではなく、メロディーとコードだけのメロ譜でソロが弾けなければ・・・と考えています。1000曲くらい載っている歌謡曲の「赤本」ではほとんど初見でできるのですが、ジャズはかなり難しいのです。
バンドの一員として、メロディーまたはリズムを担当するのならともかく、メロディーとリズムとベースをギター1本で同時に初見で弾く技術は相当に高度なのです。しかもメロ譜で・・・。しかし、弾きやすいキーに移調すれば曲によってはある程度は何とかなりそうな気がしています。
いつもお世話になっている飲み屋さんには、インターネットで買い漁って家に居場所がなくなったギターがおいてあるのですが、私のギター演奏を心待ちにしている人が何人か居ます。
肩の力を抜いて、背伸びせず、無理せず、「ありのまま 思いのまま 感じるまま」がやはり究極だと感じています。「石の上 三年たったら・・・」にはまだ一年早いのですが、二年で悟りを開いた(?)というところでしょうか。
聞きたい人に聞いて貰えるのが一番幸せなのではないかと。
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