gt0064 第13回ひたちビッグバンドフェスティバル(April 17, 2006)
第13回ひたちビックバンドフェスティバルが4/17(日)小平会館にて催されました。私が所属するジャズのビッグバンドWMOが主催して始まったフェスティバルですが、もう13年も続いているのですね。今回は高校生を含めて県内の九つのアマチュアビッグバンドが参加しましたが、日本が誇るジャズのビッグバンド#&bのリーダ原信夫さんをゲストコメンテータに迎えています。
12時30分開場、13時開演なのですが、12時にはかなり長い列ができています。雨が少し降り出したこともあり12時20分ころ開場したのですが、予想をはるかに超えた長い列で、どんどん入ってきます。原信夫さん効果なのでしょうか。#&bが来ると勘違いした人も居たかも。
総入場者は1000人を超えたようです。小平会館がこんなに超満員になったのは何十年ぶりではないでしょうか。
一つのバンドが3~4曲演奏するのですが、各バンドの演奏後、原信夫さんからコメントを貰えます。日本産業音楽祭と同じスタイルですが、コンクールではないので、コメントの内容はあたりさわりのないものです。しかし、しゃべる方も段々と調子が出てきたようで、特に上手なバンドには若干辛口のコメントも出て来ます。
WMOの出番は最後で、I can't stop loving you. I left my heart in San Francisco. Big swing face. の3曲を演奏しました。最初の曲はffで始まるのですが、客席の一番前の舞台前のスペースで踊っていた子供たちが、突然の大音響にびっくりして母親のところに戻ってしがみついていたと、後で聞きました。原信夫さんからはそっと指摘がありましたが、本心は「大きな音を出すばかりが音楽ではないよ」と言いたいようでした。2曲目でしっとりと聞かせたあと、3曲目で軽快テンポのスイングジャズです。
Big swing face.は、かなり前の日本産業音楽祭で、原信夫さんから「こんなにスイングするアマチュアバンド聞いたことないです・・・」と絶賛された曲です。その時と同じように、ピアノ、ギター、テナーサックスとアドリブソロが続きます。ギターのアドリブソロは久しぶりですが、いつもソロをとっているアルトサックスのソロが今回の選曲では入っておらず、うまくいかないものですね。
今回も Big swing face はご満足だったようで、「スイングのこつを完璧に掴みましたね」と誉めていただきました。ギターのアドリブソロは、完全なアドリブではなく半分くらいはネタを元に練習したのですが、ドラムスとベースを聞きながら自分なりののりで演奏できるように注意しました。かなり良くできた方ではないかと思っています。
最後はいつものように、マンボNo.5 、シング・シング・シングの合同演奏です。この合同演奏は、舞台で演奏する方もそうですが、客席で聞くと絶対に大感激です。合同演奏が一番良かったという感想がいつも沢山あります。
終了後、小平会館の3階で楽しい打ち上げです。原信夫さんも前半は出席され、色々なお話をされました。常に日本のジャズ界をリードしてきた超有名人の音楽の話を、目の前で聞けるのは幸せですね。
日本産業音楽祭が去年で終わったので、このフェスティバルはとても貴重な催し物です。
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