gt0063 スナック「だいこんの花」一周年記念(April 7, 2006)
3/1(水)にH研究所で開かれた返仁会の懇親会の終了後、良いところがあると、先輩のueさんに連れていかれたところがスナック「だいこんの花」です。
多賀の親不孝通りの中ほどの横道です。なんと、20年位前、まだH研究所に在籍していたころ良く通っていた「かつよ」ではないですか。内装が違うせいか、当時のイメージは全くありません。もう5、6代は代替わりしているということでした。
6、7人座れるカウンタの他にボックステーブルが二つほどの、こじんまりしたスナックです。ママさんが良い感じだったので、何かのときにギターを弾いても良いですよと、例のちらしを置いてきました。日にちを書き込んで店に貼っておけば、準備完了となります。勿論ノーギャラです。
後日、たまたまその店に行ったところ、3月末が開店一周年なのでギターを弾いて貰えないかと依頼がありました。
8時からということで、当日は7時過ぎに店に着き、演奏場所の物色です。ボックス席の端っこに座ることにし、二人から三人分の席を確保してアンプ等をセットしました。ボックス席は低いので足台などは必要ありません。
最初お客さんは一人だけだったのですが、8時が近づくとぽつぽつと入ってき始めました。最終的にはあの狭い店に15人ほどは入ったでしょうか、ママさんがかなり宣伝したようですね。
70才過ぎの年配のご婦人がおられましたが、演奏者が年寄りだと聞いてやって来たとのことでした。若い人の音楽は判らないということです。私も同じです。先輩のueさんもやってきました。
ちょうど8時にママさんから声がかかり、始まりです。出足はいつものようにフラメンコナンバー、「マラゲーニア」、「ラ・マラゲーニア」です。少し早いのですが、琴のイメージでフラメンコ調アレンジの「さくらさくら」、フラメンコばかりでも仕方ないので、シャンソン+スイング調の「枯葉」へと進みます。
ラテンの「ベサメムーチョ」を始めたところ、マラカスのリズムが入ってきました。おお!なかなか上手ではないですか、一定のテンポでスチャーチャスチャスチャと入ってきます。いつもはフリーテンポでやるのですが、ではとマラカスに合わせて、珍しいデュオです。軽いボサノバ「黒いオルフェ」、軽快テンポの「第三の男」、3/4拍子と2/4拍子が入り混じった「男と女」などを調子良く演奏して小休止に入りました。
あの年配のご婦人が、休憩してどこに行くのかと聞いてきます。どこかに飲みに行くと思っているらしいです。
熱心な方が居て、ギターのヘッドに付いているのは何か、コードも付けていないのにどうしてアンプから音が出るのかと聞いてきます。始まってからずっと私の方を見ていた方から「鉄道員」のリクエストが入りました。
休憩もそそくさと切り上げ、まずはリクエストの「鉄道員」です。この方からは「いそしぎ」のリクエストも入りました。日本のなつメロなどを演奏していると、ueさんが歌いたいということです。1000曲くらい載っている例の歌謡曲集「赤本」から選んでもらって、早速伴奏です。ueさんはue節と言っても良い独特な味のある歌い方で、とても素晴らしく、お客さんからも拍手が出ます。楽譜通りのテンポなどどうでも良いですね。
「だいこんの花」の一周年を記念して「乾杯」を演奏するころには、かなり盛り上がってエンドレスになりそうだったので、いつもよりは早めに9時半頃、「ラ・クンパルシータ」で最後を締めました。
お客さんにはとても喜んで貰えたようで、やった甲斐がありましたね。
後日聞いたのですが、チューナーやワイヤレスシステムなど質問があった方は、日立シビックセンターでクラシックギターを教えている方、熱心に聞いてリクエストも頂いた方は、その生徒さんということでした。声をかけてくれればよかったのにと思いました。
夕食を食べて行ったのに、ママさんから焼酎と寿司をごちそうになって、満腹で帰りました。
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