gt0022 ワイヤレス・システム(May 25, 2005)
今年2005年4月17日のHBBF(ひたちビッグバンド・フェスティバル) で、あるバンドのギタリストがアンプに接続するコード不用のワイヤレス・システムを使っていました。
ギター用のワイヤレス・システムは今までに興味がなく、どんなものがあるか良く知りません。ギターの出力ジャックからのコードを腰に付けた発信機に接続し、そこから飛ばした電波をアンプのそばに置いたかなり大きい受信機で受信するというワイヤレス・システムを聞いたことがあります。
ロックギタリストが舞台上を飛び回るときにも、腰には発信機が付いているはずです。
そのギタリストに聞いてみたところ、控え室での休憩中にこんなものですよと、見せに来てくれました。
ギターのジャックに差し込む非常に小さな発信機と、ギターイフェクターと同じくらいの大きさのコンパクトな受信機の組合わせです。ワイヤレス・システムを使うと音が痩せると言われているそうですが、これは全く感じないということです。
このギタリストは舞台に置いてあった私のアンプPOLYTONEを私に断って使ったのですが、本当に良い音が出ていました。ちなみにギターは最近出ているらしい、超有名なGIBSON ES-175の復刻版だということです。そういえば茨城ハワイアンクラブのコンサートの時も、このギターを持っている人がいました。
アンプの側で椅子に座ってギターを弾くのであれば、特にワイヤレス・システムは必要ないかと考えましたが、新しいもの欲しさで何となくインターネットで購入してしまいました。SAMSON AP1-AG1/B14という製品です。
実はこれがヒットで、「カラカラ」コンサートで大活躍しました。コードを気にせず動き回ることができるのは勿論ですが、最初に威力を発揮したのがアンプ、PAのボリュームチェックです。離れた客席でギターを弾いて、アンプから出る音を自分で確認することができます。移動しながらギターを弾いて音量を確認し、「よし、OK!」です。
次に発揮したワイヤレス・システムの威力は、ギターを弾きながら登場するという新しい趣向ができたことです。お客が少なかったので、客席を回ることはしませんでしたが、かなり自由なコンサート作りができそうです。
便利なものがどんどん出てくるのですが、やっぱり出てくる音を良くしなければいけないと、今日も最後は原点に戻るのでした。
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