gt0128 右手の動き、ピックの扱い方(February 19, 2008)
ギターを弾くとき左手に力を入れて長時間弾くと演奏中に指がつったりするのですが、右手の方は演奏の幅を広げるという点で力を入れないことがもっと重要のようです。「ギターの早弾き」、「音を出さないように弾きなさい」など、右手の動きやピックの扱い方など色々と考えるうち、右手の動きが非常に重要であることがやっと分かってきましたので、もし参考になる方が居ればと少し整理してみました。分かることとできることは別なのですが・・・。
ガットギター(クラシックギター)を指で演奏する場合も、ジャズギターをピックで演奏する場合も同じです。
1.右手に力を入れず、特に手首から先をフリーの状態で構えること。
2.指、またはピックは弦に直角に当てること。力を入れるのは厳禁。
3.指、またはピックの動きは小さくすること。動くのは手首から先のみ。
4.アクセントは、力ではなくスピードでつけるもの。
ピックを持つ場合は、更に次のような留意点があります。
1.薄いピックをしっかり持つのではなく、厚いピックを力を入れずに持つこと。
2.ピックの先端が人差し指から1cmくらい出るように浅く持つこと。
3.単音を弾く場合とコードのバッキングの場合とで、ピックの持ち方や弾き方を変えないこと。
4.アンプを使う場合は、アンプを接続して練習すること。
ピックの持ち方や弾き方などは、脱力するのが重要なので、それができれば見かけの形は個々の人で異なっても良いものと思います。
アップテンポの曲であっても、最初はゆっくり確実に、それから徐々にスピードを上げる練習法が効果的なようです。
パコ・デ・ルシアに代表されるフラメンコ・ギタリストも、ジョー・パスのようなジャズ・ギタリストも、ビデオで見る限り、出てくる音の派手さからは想像できないくらい、右手指の動きは非常に小さいのです。
もう一度、分かることとできることは違うのですが・・・。
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