gt0301 ブライトな音色と甘い音色(August 23, 2016)
先日の水戸プラザホテルライブのときにベースのaraiさんに聞かれました。「弦をフラットワウンドに変えましたか?」はい・・・かなり以前ですが・・・。
ラウンドワウンドの弦はブライトな音色で弦をこする音が出るが、フラットワウンド弦は甘い音色で、弦をこする音はほとんど出ない・・・とか。以前とは音がかなり違ってジャズらしい甘い音で、アンプではこんなに違わないと思ったが、やっぱり・・・と納得の様子です。数日前の練習のときに気がついたそうです。
ちょっと?でしたが、帰りの車の中で思い出しました。そうか右手の位置を変えたんだった!
左は、2003年4月のひたちビッグバンド・フェスティバルでソロをとっているときの写真です。右手のピックの位置は、ピックアップマイクよりもブリッジ側です。
2009年に自分の演奏のビデオを見る機会がありました。形も音もかなり酷いですね。原因の一つはピックで弦を弾く位置の問題と考え、ジョー・パスのビデオを参考にして、右手のピックの位置をピックアップマイクとネックの間にするよう改造に取り組みました。簡単なようですが、ピックアップとネック端部との隙間は2.5cmしかなく、ピックがしょっちゅうマイクにぶつかります。それでも少しづつは慣れていったと思います。
最近ではほとんど気にすることはなくなったのですが、ちなみに左は去年2015年11月のWMOコンサートでソロをとっているときの写真です。2003年の写真と比べてみると、違いは明らかですね。右手の位置がネック寄りになっています。微妙な違いですが、kei爺爺にとっては大きな一歩でした。ギターのストラップも少し短めになっており、この形は気に入っています。
ギターから出る音色はもちろん右手の位置だけではなく、ピックの厚さや弦を弾くときの強さ加減(こちらの方が影響が大きいかもしれない)に大きく影響されるので、自分の好みの音色を出す方法は自分で見つけ出すしかないということでしょうか。
それにしてもaraiさんは良い耳をしていますね。今度会った時に、良い音を出すための弾き方改造に成功したようだと言っておかねば・・・。
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