gt0264 スタンダードブックを捨てようと言われても・・・(June 25, 2013)
リアルブックに代表されるメロディーとコードだけのジャズのスタンダード曲集は沢山あります。アマチュアには有難い曲集で、kei爺爺も幾つか持っています。ところがあるプロの方のブログに「スタンダードブックを捨てよう」と書かれているのです・・・。
アマチュアで楽しむ分には構わないけれど、プロを目指す者は一刻も早く捨てたほうが良いとその方は言っています。その理由は沢山あって、まず単純にコードの誤りが多く、メロディーの間違いも数しれないということです。
例えば日本で一番出回っている定番の「青本」は確かにそういう評がありますが、一人だけ正しいことをやっても・・・ということで「皆んなで渡れば怖くない」・・・皆んなで同じ間違いをしていればそれが正しい・・・というのはプロの世界では通用しないということですね。この本が諸悪の根源だという人も居るようです。
最近は「黒本」が出てきて、かなり改善されてきてはいますが。
曲集を脳の中に保管するのもナンセンスだそうです・・・譜面なしで演奏している人はkei爺爺にとっては尊敬に値しますが・・・。ある曲にコードを付けるとき、いろんな人のバージョンを聴き比べて、その違いから最もスタンダードだと思われるコード進行を選んで自分の耳で記録していく。その作業を一曲一曲やっていくのがプロへの道だそうです。確かにそうやって覚えた曲は血となり肉となって、譜面なしでも演奏できるのは当たり前で、広く応用もできるのでしょう。
アレンジ譜を使わず、メロ譜だけでギターソロを演奏するというのも、ある意味通じるものがありそうです。
コードを付けるという作業は確かに大変で、例えばkei爺爺もボーカルの伴奏曲など、最後は自分の耳を頼りにコードを修正しています。
この方の言い分はとても良く分かりますが、kei爺爺は絶対にスタンダードブックを捨てません・・・いや一瞬たりとも手放せないと言った方が・・・。
アマチュアで楽しむために。
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