gt0202♪ アランフェス協奏曲 第2楽章(July 6, 2010)
5年ほど前、JR常陸多賀駅近くの小料理店でのソロギターライブのとき、「アランフェス協奏曲」のリクエストがありました。楽譜は持っているのですが、まだ弾けるレベルではありません。間の取り方が非常に難しく、いずれはものにしたいと思っていたのですが・・・。
「アランフェス協奏曲」はスペインの作曲家ホアキン・ロドリーゴ(Joaquin Rodrigo)の作曲したクラシック・ギター協奏曲の一つで、スペインの古都アランフェスがスペイン内戦で被害を受けたことから、スペインとアランフェスの平和への想いを込めて作曲したと言われています。スペインのギタリスト ナルシソ・イエペス(Narciso Yepes)のレパートリーとして有名になりました。第2楽章はポピュラー・クラシックとして広く知られ、「恋のアランフェス」、「我が心のアランフェス」などの別名もあります。
ジャズ界では、ギル・エヴァンスの編曲を得て1959年に演奏されたトランペット奏者マイルス・デイヴィスのアルバム『スケッチ・オブ・スペイン』のバージョンは有名です。他に、モダン・ジャズ・カルテット、ジム・ホールやマンハッタン・ジャズ・クインテットも取り上げ、チック・コリアは自身の楽曲『スペイン』のイントロに第2楽章のフレーズを用いています。
山田たかしさんのギターソロ用のアレンジ譜をつらつら眺めるに、ふう~~ん・・・1小節の中に数え切れないくらい音符があります。64分音符!!技術屋ですから、まずは理屈から・・・1拍づつ鉛筆で縦棒を入れて・・・1拍で音符16個ですよ。う~~ん・・・では1/2拍づつ・・・音符の数が割り切れない・・・??? これはとても無理というわけで、以前はあきらめていた次第です。
ビッグ・バンドWMOでごくたまに出番があるアドリブ・ソロでは、最近は肩の力を抜いて「ありのまま 思いのまま 感じるまま」に演奏するようにしています。
それではこれも一度感じるままに・・・ん!何となく良い感じ!何度か弾いてると・・・おっと、何となく最後まで行ってしまいました。クラシックギター愛好家には顰蹙(ひんしゅく)を買いそうですね。ありのまま、思いのまま、感じるままの演奏ということで・・・。
これを録音した後で、YouTubeを探してみました。ありますね~、オーケストラとの競演が多いのですが、中にはギターソロのものもあります。もちろん一定のテンポはあるのですが、オーケストラの場合もギターソロの場合も、感じるままに気持ち良さそうに弾いていますね~。村治佳織さんのもありますよ。同じメロディーでも、演奏者が違えばかなり表現が違いますね。
では臆面もなく、これはkeiバージョンということで。
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