gt0185 第5回WMOコンサート(October 7, 2009)
第5回WMOチャリティコンサートが10月4日(日)、日立市民会館で行われました。春のひたちBigBandフェスティバルと並ぶ2大イベントの一つです。
13時30分開場なのに、12時過ぎからもう並んでいますよ。すごいですね。500人~600人くらい入ったでしょうか。いつものように、年配の男女が多いようです。
さて、開演です。第一部はSwingしなけりゃ意味がないと題して、軽快なテンポの「Strike Up The Band」「It Don't Mean A Thing」「G'Won Train」と続きます。記録のために曲名を並べると、「I Left My Heart In Sanfrancisco」「The Plunger」「Rachael」「Hay Burner」「You'd Be So Nice To Come Home To」で、スローな曲もあり、トランペットソロやサックスソロもばっちりですね。
第二部はBIG BAND アラカルトと題して、まずは「Birdland」で新人ドラマーのデビュー、続いて「Summertime」で司会兼任の女性ボーカルのデビューです。「WMO Jazz講座 Part Ⅳ」ではBig Bandが少人数ではダメな理由を実例で示して・・・毎回評判が良いですね。「Autumn Leaves」をしっとりと、今回唯一のボサノバ曲「Shady Lady」ではアルトサックスソロの16小節分を貰ってギターソロで、続いて「Over The Rainbow」、最後はひたちBigBandフェスティバルで人気No.1の「Glenn Miller 名曲メドレー」で締めました。
アンコールは勿論「Sing Sing Sing」です。幾つかとちりはありましたが、全体としては良い演奏だったと思います。司会も含めた全体構成や、照明も評判が良かったようです。
ギター演奏法の改造も順調で、ギターネックのボディ側端部とピックアップの間の狭い隙間で単音を弾くことも苦にならなくなりました。単音弾き⇔コードバッキングの移行がスムーズになった他に、音色も柔らかく深い音になったような気がします。
もっと重要なのは、今回初めて幾つかの曲でビッグ・バンド・リズムギターのお手本とされているフレディー・グリーン・スタイルを実践してみたことです。ベースと一緒に演奏する場合は、音がかぶるのでギターの6弦は使わないのが常識なのですが、この奏法では3弦、4弦、6弦でコードを作るのが基本なのです。
誰か分かったかなと、小平会館に戻っての打ち上げのときにこのことを話したら、ベースのmatsuさんが、いつもと音が違うと思ったらやっぱり・・・と分かっていたようです。最も、ベースと音がかぶってかなり違和感があったという感想でしたが。やっぱり・・・生ギターのフレディー・グリーンをアンプで増幅した音で真似てもダメか・・・。
客席で聞いていた音楽仲間のベースマンaraiさんがさすがに気がついたそうです。客席で聴く限り、相乗効果で低音のベース音が厚くまろやかに聴こえ、なかなかだった(それぞれの倍音がうまく生かされているのでしょう)という評でした。
とは言っても、ベースと音がかぶるのは間違いないので、どうしたものか・・・と思っていたら、「カブリの問題は、お互いに『相手を思う心』が生まれた時点でほぼ解決するのではないでしょうか?」というメールが来ました。
自分の音だけではなく、相手の音を良く聴いてどう感じているかを感じとれば、自ずと落ち着くところに落ち着く、ということでしょうか・・・。
う~~ん、すごいですね。まだまだaraiさんには追いつけません。
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