gt0049 コードのアルペジオ(November 17, 2005)
ジャズギターの教則本「名曲を制覇!ジャズギター徹底講義」を入手し、初めの方を紐解いています。ジャズギターに関する素晴らしいホームページ「JAZZ GUITAR STYLE MASTER」の著者が理論解説と模範演奏を担当しています。
中上級者向けということで詳しい理論解説はないのですが、理論に忠実な模範アドリブ演奏が、聞いていて素晴らしいのです。
コード進行を感じるアドリブというものは言葉では知っていましたが、演奏コピー譜を見ながら添付されていた模範演奏のCDを聞いて、その意味をやっと実感しました。これはすごい!これが本当のアドリブだ!
コード進行を感じるアドリブができるようになるには、当然ながらコードの勉強が必要です。コードの勉強とは、色々なコードの構成音、およびコード進行に関する理解を深めることです。コードのアルベジオ、つまりコードの構成音1(ド)、3(ミ)、5(ソ)、7(シ)を分散和音で弾くことが基礎練習になります。結局ここに戻るのですね。
インターネットで初めて見つけたジャズギター講座である「おふとんジャズ」を久しぶりに覗いてみました。きちんと書いてあるんですね。やはりコードのアルペジオがアドリブの基本であることが、随所に書かれています。
コードおよびコードアルペジオの練習を始めてみました。効果はすぐ現れました。今まで譜面頼りでジャズの世界では基本であるブルースコードの進行すら完全に頭の中に入っていなかったのですが、すぐに譜面を見なくてもできるようになりました。仮に忘れても、ジャズでは最も多いⅡ-Ⅴ-Ⅰのコード進行を適用すれば、簡単に導き出せます。今までやっているようで、いかにやっていなかったか・・・・。
基礎をやらずに先をやっても結局は基礎に戻るとか、ジャズギターをかじればかじるほど結局コードに戻るとか、かなりやってみないとコードの重要さは分らないとか・・・、自分がどれに当てはまるか良く分りませんが、今はこれらの言葉の意味が実感できるような気がします。
「急がば回れ」何にでも当てはまります。昔の人は全て分っていたのですね。
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