bg0070 ピロリ菌退治完了!(April 21, 2009)
「ピロリ菌見たことありますか?」から始まり、ピロリ菌退治の薬を一週間飲んでから2ヶ月経ちました。
胃酸の強い(強酸)環境の下で細菌は棲息できないと考えられていましたが、この細菌自体の持つウレアーゼという酵素が、胃内の尿素を分解して作るアンモニアによりその酸を中和して、胃の中で棲息していく条件を整えているようです。この細菌は正式名称をヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)といい、らせん状(ヘリコ)の細菌(バクター)で、胃の出口付近の幽門部(ピロリ)に好んで住み着くため、この名が付けられたそうです。
私が若い頃は聞いたことがないので、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因となることが分かったのは、比較的最近のようですね。ピロリ菌が尿素を分解するときに炭酸ガスとアンモニアができるので、その炭酸ガスを検出することでピロリ菌が居るかどうかの判定ができるとのことです。
さて、検査当日。まず検査薬を飲む前に息を検査袋に吹き込みます。それから検査薬(尿素)を飲んで、横になって5分間、椅子に座って15分間、計20分経過後に息を別の検査袋にに吹き込みます。二つの検査袋のガスを比較検査する小さな装置がテーブルの上においてあります。
検査結果が出て、医者との面談・・・「居ませんね、これで胃は終了です。」 「やった!!」
でも本当に退治して良いの・・・?? 素人の素朴な疑問です。ピロリ菌が居ても何も起こらない人も多い訳で、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因になるとしても本当に害だけなのでしょうか?ずっと長い間、人間とは共存してきた訳で、知られていないだけで役にたっている面もあるのでは・・・?例えば胃の中にもっと凶悪な細菌が住みつくのを防いでいるとか・・・。
次は大腸検査です。余計なことを考えている暇はないですね。
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