sk0018 定年記念祝賀会(December 2, 2005)
私がH製作所のH研究所に勤務していたときに同じ部に居た方が60才の定年を迎え、11/28(月)大みかクラブにて祝賀会が催されました。入社以来ずっとH研究所勤務で、一度も外に出ることなく定年を迎えられたのは珍しい例だと思います。
電気の絶縁が専門の方なのですが、会社の方針でプリンタ、コンピュータソフトなど畑違いのことも経験され、最終的には最初の絶縁の仕事に戻られたようです。外には出なかったとは言え、かなり激動の研究生活であったろうと想像します。
多賀駅から大みか駅まで電車、大みか駅から大みかクラブまでは徒歩10分程度です。H研究所から退勤する人とすれ違います。中には懐かしい顔も何人か居ましたが気がつかないようです。あるいは気がついていても無視しているのか、はずかしいのか・・・。18時30分からですが、少し早めに会場に着きました。主賓はもう来ています。変わらないですね。
懐かしい顔が揃っています。10年以上会ってない方も、少し話しをすると、すぐ昔に戻ります。最近親交があるO工場の方も居ます。
以前何度もお会いしていると思う方なのですが、研究所時代の接点がどうしても思い出せません。胸章の名前を見てもピンときません。記憶違いかと改めて顔を見てみると、やっぱり以前かなり親しく付き合ったような気がします。アルコールも入ったことだし、側に居るときに話し掛けてみました。
あ!研究所の人ではありません。そこで私の頭の中に火花が飛び散ります。パチパチと記憶回路を繋ぎ変え、やっと出て来ました。H工場の方で、仕事の関係があって、私が所属するK工場内で何度か会議に同席したことがあるのです。
人間の(私の)記憶っていい加減なものですね。ある人と初めて会うとき、その人の印象はその場の情景と一緒に脳に記録されるようで、情景が違うとなかなかその記録までたどりつかないのですね。もっとも、若い人はそういうことはないのでしょう。夜の酒場での記憶は昼間の会社内ではまず思い起こすことがありませんが、酒を飲み始めるとすぐ思い出します。
ところで、以前は酒を飲んだ次の日に、前日のできごとを良く覚えていないことが良くありました。飲んでいるときに楽しければそれで良いとも言えますが、翌日以降も楽しかったことが思い出として残ればもっと良いのではないか・・・これが現在の私の酒飲みの基準になっています。
この日は祝賀会が終わって大みか駅から多賀駅まで電車で戻ろうと思っていたのですが、なりいきで大みか駅そばの居酒屋さんに行くことになりました。三人連れです。ビールの後は芋焼酎の4合瓶を注文し、つまみも食べてかなり栄養を取り過ぎです。途中で眠くなりましたが、最後はなんとか持ち直しました。
その夜はちょうどお昼を回ったところで自宅につきました。最近にしては遅いのですが、懐かしい研究所の人たちと久しぶりに会ったのであり、まあ想定範囲内というところでしょうか。
その夜のことはよく覚えていますが、とくに二次会の居酒屋さんでの会話の内容まではちょっと・・・というところです。
私の酒飲みの基準もいい加減なものですね。
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