gt0177 メロ譜でボサノバ・ソロギターを(July 1, 2009)
アレンジ譜をメロ譜に置き換える作業が続いています。「いそしぎ」「イパネマの娘」「WAVE」などのボサノバ曲もメロ譜に置き代え完了しました。ボサノバ曲のアレンジ譜は演奏するのが難しいのですが、今まで弾けなかった「デサフィナード」もメロ譜にしてみました。メロディーに合わせてコードに若干手を加えると、おお弾けますね。
ボサノバ曲はシンコペーションがふんだんに出てきます。小野リサの曲集なんか、やさしい曲なのにシンコペーションだらけの音符は妙に難しいのです。クラシック曲のつもりで音符通りに弾こうとすると、Big Bandで何十年もボサノバをやっている私でも・・・ぎこちない演奏になってしまいます。「やさしいボサノバ・・・」の類の曲集は、バンドの経験が無い初心者は恐らく何年経っても1曲もものにできないでしょう。
ボサノバは音符ではなく、体で覚えなければならないのですね。体がボサノバのリズムに乗ってくると、メロディーは自然にシンコペーションになるはずです。ボサノバのリズムに乗って、コードに逆らわずに自然に音を出せば良いのです。一つ一つの音がアレンジ譜と違っているのは、全く問題ありません。
以前購入したボサノバのアレンジ譜を見ていると、何曲か印が付いています。恐らく・・・弾きたいけれど弾けなかった曲なのです。「マスカレード」良い曲ですね~。アレンジ譜なので、元々のオリジナルメロディーが良く分かりません。リアルブックのデータを探してみると、ありました!早速メロ譜の作成です。リアルブックではbが4個のFmですが、アレンジ譜では#が1個のEmです。ガットギターで弾きやすいEmに移調し、両方のコードを比べてメロディーと合っている方を採用し・・・メロ譜完成です。
さてギターを抱えて・・・この瞬間が何とも言えませんね。果たしてうまく弾けるか・・・おおお、良い感じですね・・・。今までのアレンジ譜への挑戦は何だったのでしょう。
何十年もかかって色々と吸収し、還暦を何年も過ぎて、やっと自分なりの色が出せそうな気がしてきましたよ。
レパートリーを減らすために始まった作業なのですが・・・ますます増えそう・・・。
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