gt0077 変則チューニング(September 21, 2006)
押尾コータロー、良いですねぇ。アコースティックギター1本で、素晴らしい演奏です。テレビで見ていると、そんなに難しそうに弾いてはいないのに、かなりアレンジが良いのでしょう。どんなアレンジなのか、一度見てみたいとずっと思っていたのですが。
本屋で楽譜コーナを見ていたところ・・・ありました、押尾コータローの楽譜!!。ワクワクとページをめくります。何々???・・・ 何と変則チューニング!!
通常ギターは低い方から順にE(ハ長調のミ)、A(ラ)、D(レ)、G(ソ)、B(シ)、E(ミ)とチューニングします。調べてみると、昔からギターのチューニングは色々とあったようです。
①E A D G B E、②D A D G B E、③D G D G B E、④D A D G B D、⑤D A D A D F、⑥E A D F# B E、などなど・・・・。
①が通常のレギュラーチューニングです。良く出てくる変則チューニングはドロップDと言われる②で、6弦のEをDに下げたチューニングです。私が持っている楽譜にも②のチューニングでアレンジされたものが沢山ありますが、ライブの最中にチューニングを変えるのは大変なので、できるだけ敬遠するようにしています。
この間テレビで、ロックギタリストのチャーが、あっという間(1~2秒くらい)に6弦をEからDに下げて、次の曲を弾き始めるのを見ました。よっぽど音感が良いのですね。
押尾コータローの楽譜のチューニングがどのようなものだったか覚えていませんが、驚くことに曲によってチューニングを変えています。レギュラーチューニングでアレンジされた曲は少ないのです。
さすがにライブの最中に複数の弦のチューニングを変えることはしていないようで、曲に合わせて異なるチューニングをしたギターを何本もステージに並べているようです。ギターの弦が切れたときのために、予備のギターをステージ上に置いている人もいるのですが、一体何本のギターを並べておけば良いのでしょう?
チューニングを変えればコードの押さえ方も変わるし、かえって難しくなるのでは・・・と思うのですが。ともあれ、私にとっては現実離れしているので、その後押尾コータローの楽譜は横目で見るだけにしています。
先日ヤフオクでウエス・モンゴメリーのビデオを入手し、初めて実演を見たのですが・・・。親指一本で弾いているなんて、とても信じられません。親指のアップストロークで音が出てくるなんて・・・、画面を見ていても分りません。これは神業ですね。オクターブ奏法なんて、いとも簡単にやっています。
ネッでジャンゴ・ラインハルトの実演の動画を見つけましたが、なんと左手は人差し指と中指しか使っていないではありませんか・・・!!
いやはや色々な人が居るものですね。私の自己流ギターもまんざら捨てたものではないかも。
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