gt0053 久しぶりのバイオリンとのデュオ(December 5, 2005)
私の原籍は親会社をサポートする人材派遣会社なのですが、職場が分散していることもあり、年に2回全従業員対象の懇親会をやっています。
H響および茨響のバイオリニストのY.K.さんとは同じ会社所属で、縁があって12月の懇親会ではいつも余興として、バイオリンとギターのデュオをやっています。いつもは12月のみなのですが、前回6月3日(金)の懇親会は幹事の出し物が少ないということで、出番がありました。
今回は12月2日(金)で、会場はいつもと同じJR日立駅前のホテル日航日立です(旧ホテルサンガーデン)。事前の案内には前回のY.K.さんと私の写真も掲載され、幹事は当然今回もやるものと思っています。期待されれば当然やらなければならない訳で、まずY.K.さんと事前に一度合わせることにしました。
今回の練習会場はスナック「蜻蛉(とんぼ)」です。ママさんにハードオフで\2500で買わせた、掘り出し物のクラシックギターが置いてあります。値段相応の外観の割には結構良い音が出るのです。11/29(火)の18:00頃待ち合わせ、まず曲を決めます。4曲のうち2曲は新曲です。では、と音合わせを始め、それぞれ1回やったところで、こんなものかと終了です。後はいつものようにY.K.さんの電車の時間まで飲み方始めです。
12月2日(金)当日は少し早めに会場に着いて、マイクを使ってリハーサルです。お客が誰も居ないので、バイオリンとギターの生音はお互いに良く聞こえるのですが、マイクを通っているような気がしません。会場の一番後ろに居るホテルのスタッフは、聞こえていると言っています。
それなら良いかと、リハーサルを終了し、幹事のために準備してある予備室でビールでのどを潤します。アルコールが少し入った方がスムーズに演奏できるのです。
うるさくなる前にということで、挨拶と乾杯が終わった後、あまり間を置かずにデュオの演奏を始めました。最初にマイクで挨拶するのですが、一応は会場のスピーカーからの音が聞こえてきます。
いつもよりも多い200名を超える出席者で、ざわざわとしています。1曲目はどうということもなく終わりました。2曲目を始めたところ、会場の一番前のテーブルに座っている複数の人が、マイクにもっと近づいて、と言っています。終わった後でY.K.さんが、ギターの音が良く聞こえなかったと言っていました。道理で、いつもらしくなく、ギターの伴奏と合わない部分がありました。
バイオリンとギターのデュオを2曲、それからギターソロ1曲、最後にデュオ1曲と決めています。途中で問題だと分っても舞台に居る演奏者としてはどうすることもできず、極力マイクに近づいて演奏するのみです。
私はバイオリンの生音は聞こえましたが、会場のスピーカーからの音は聞こえませんでした。Y.K.さんはギターの生音も良く聞こえなかったようです。舞台に一番近いテーブルの人はほとんど聞こえなかったようです。舞台から一番遠い席の人は聞こえたそうです。
結局、会場のマイクの配置が悪く舞台の演奏者に聞こえない、アンプのボリューム設定が低すぎる、ということでした。2年位前の最初の頃は会場のスピーカーからの音も良く聞こえたので、かなりアンプのボリュームを絞っていたようです。しゃべる声は何とか聞こえるのですが、人間の声と楽器の音とではマイクが拾う感度が異なること、当然ながら楽器用のマイクではなくボーカル用のマイクであること、など分っていることながら、事前のチェックが甘かったようです。
本来演奏者ではなく、別の人が会場の音を聞いてボリューム調整などはするべきなのですが、ホテルのスタッフを含めて素人集団だったということでしょう。
演奏中はマイクとの距離で調整できるので、マイクのボリュームは大きめに設定して貰っておくべきだったと反省です。良い経験をしました。
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