gt0041 ホリゾンかみねでのソロギターライブ(September 25, 2005)
写真家の結城義幸さんという方が、「味春」でのソロギターライブに毎回来て写真を撮ってくれています。神峰公園頂上のレストラン「レガロ」に写真を多数展示してあるということです。9月一杯は神峰公園の「ホリゾンかみね」で写真展を開いています。
写真展でもやるときはギターを持って行って弾いても良いですよ、と以前お話していたのですが、「ホリゾンかみね」と交渉したところ、写真展示をしているロビーは一般客も来て休憩するのでダメということでした。幸いレストランのオーナがやっても良いとOKを出してくれたそうで、急遽9月24日(土)にソロギターライブをすることに決まりました。
一週間前の「味春」でのライブの最中にギターの弦が切れてしまったので、全部の弦を交換しましたが、もう一週間経っているので音もほぼ安定してきています。予備のギターは持って行かないことにしました。
最初のステージは11時からなので、10時過ぎに「ホリゾンかみね」に行きました。広いレストランで、なかなか良い感じです。客席のどこからも見える一番良い席のテーブルを移動して演奏場所を確保しました。
今までアンプは椅子の上に置いていたのですが、レストランということで見栄えも必要かと、マイクスタンドに取り付けることにしました。アンプの底にはブームを外したマイクスタンドが取り付けられるようにネジが切ってあります。
自宅で試して見たとおり、見栄えも良いようです。
アコーステイック・ギター・プロセッサ、無線システムなどの小物はギター用エフェクターケースに収納して使うようにしたので、コンパクトにまとまっています。大した時間もかからず、セッティング終了です。
客席の一番後ろで弾いて見ましたが、良く聞こえます。部屋の反響もほど良く効いて、なかなか素晴らしい音が出ています。
結城さんが奥さんと友人のご婦人達を連れてきており、既に10人近くの人数になっています。食事にはまだ早いので、写真を見終わった後、皆さんはコーヒーを飲んでくつろいでいます。
ちょうど11:00に定番の「マラゲーニア」でスタートしました。おしゃべりしていたご婦人方が一斉に注目します。お客さんもぼちぼちと入ってきました。いつもの最初のステージはフラメンコだけなのですが、この日はポピュラー曲を適当に混ぜながら演奏しました。
夜の酒場でのライブと違ってアルコールが入っていないので、幾分緊張気味ですが、何とか大丈夫です。ご婦人方のために韓流ブームのはしりとなった冬のソナタの主題曲なども演奏しました。昼食も出てきて、ランチタイムショーですね。12時過ぎに最初のステージを終了しました。皆さんご満足の様子です。
次のステージは13時30分からですから、まだ間があります。昼食をとりながら、おしゃべりです。
結城さんの友人のご婦人方は別の写真展を見に行くとかで、お礼を行って帰られました。人数が減って少し寂しいのですが、子ども連れのお客さんなどがぼちぼちと入ってきました。
定刻の13時30分に第二ステージの始まりです。子どもさんが居るので、少し易しい曲や日本の曲などを演奏しました。結城さんご夫妻はずっと聞いているので、同じ曲はできません。レストランのオーナーの奥さんも手が空いたのか、椅子に座って聞いています。
年配のご婦人方は、古いスクリーンミュージックなどにノスタルジーを感じるようです。何十年も昔に見た映画なのに、昨日のことのように感じるとおっしゃっていました。
まだ始まって30分しか経っていないのに、左手の指がおかしくなってきました。最初は小指です。伸びたまま硬直して動かなくなるのです。演奏途中です。何とか別の指を使って演奏を続けながら、力を緩めて回復を待ちます。力を抜いて、力を抜いて・・・でやっと曲の終わりです。
次は左手の人差し指の硬直が始まりました。指をのばしてバレーしたまま固まるのです。D.C.(ダ・カーポ)で先頭に戻るところをコーダに直行して、短いのですが終わりです。次の曲からは力を入れなくても弾ける易しい曲を選んで演奏し、14時15分になったので、そそくさとライブ終了です。
レストランのオーナーの奥さんが「指はつりませんか・・・?」です。分かったのかと思いましたが、そうではなくピアノをやっている娘さんも良く指がつるということでした。「たった今小指と人差し指がつっていました・・・!!」
よっぽど演奏時に指に力が入っているのですね。夜のライブのときはアルコールが入ってリラックスしているせいか、2時間くらいの演奏では何ともありません。力を入れなくても演奏できる技術を、アルコールが入らなくてもリラックスできる術を身につける必要がありますね。
演奏そのものには皆さん大満足だったようです。レストランのオーナーからは、別のところに紹介しても良いですか、と言われました。「定期的にやっているのですか・・・? 思いがけずとても豪華な食事でした。」と言って帰られたお客さんもいたようです。結城さんには以前から、ボランティアではなく、お金をとってレストランなどでやれば良いのにと言われています。
ソロギターライブは「味春」はもう4回もやって暫くお休みだし、この日のライブ以降は予定は入っていません。定期的はしんどいですが、不定期ならどこかでやっても良いかなと考えています。
結婚式などもやっている神峰公園頂上のレストラン「レガロ」はどうかと声がかかりました。
力を入れなくても力の入った演奏をするには、どうすれば良いか・・・?。力を入れないということはとても難しいことだと、家内にも経験で分かると言われました。
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