gt0011 バイオリンとギターのデュオ(December 16, 2004)
私の現在の原籍は主として親会社の工場をサポートする人材派遣会社なのですが、職場がばらばらのこともあって、年に2回全従業員対象に親睦会を催しています。最近の会場は日立駅前のホテルサンガーデンです。本社勤務の方と各職場代表の幹事さん達がとても一生懸命に準備してくれるおかげで、いつも大変楽しい会になっており、毎回200人近い方が参加しています。
音楽の友人でH響でバイオリンをやっているY.Kさんが同じ会社に所属しています。H響のコンサートマスターも経験されており、アマチュアとしてはかなりの弾き手だと思います。
余興としてY.Kさんのバイオリンと私のガットギターでデュオをやろうかということになり、2年前の12月始めの懇親会で初めて演奏しました。これがかなり好評で、次もということで去年の12月も演奏しましたが、またまた大好評でした。
この余興は半ば恒例となり楽しみにしている方も居るので、勿論今年も演奏します。まずは曲探しですが、これが結構大変です。バイオリンとピアノのデュオの楽譜は幾らでもあるのですが、バイオリンとギターのデュオの楽譜は見たことがありません。ギターはピアノのようには弾けないし、バイオリンとピアノとのデュオの楽譜は通常コードが付いていないのでそのままではギター用に使えません。私としてはバイオリンのメロディーとコードが付いていればそれで十分で、ピアノ譜はかえって邪魔になるだけです。
今年は、Y.Kさんがコード付のバイオリン曲集を見つけてきました。1曲だけ良い曲が載っているということです。それがなんと、去年の11月に三女の結婚式に新婦のピアノと新婦の父親のギターで演奏したディズニーの「星に願いを」です。メロディーがきれいで、とても素晴らしい曲です。今回はギターが伴奏ですが、コード進行がとても良く、コードを弾いているだけでも曲の香りが出て来ます。一つ目の曲はこれで決まりです。
同じ会社に若い頃コーラスをやっていて素晴らしい声を持った方がおり、その人のために以前から「シクラメンのかほり」を準備していたのですが、今回は残念ながら欠席です。去年から準備していた曲でもあり、バイオリンとも合うに違いないということで、これを二つ目の曲に選びました。
毎回ギターソロを1曲入れて貰っています。最初の一昨年はフラメンコの「マラゲーニヤ」、去年は同じくフラメンコの「ラ・マラゲーニヤ」を演奏しました。今年は何にするか考えましたが、変わったところでアルゼンチンタンゴの「ラ・クンパルシータ」に挑戦することにしました。
Y.Kさんとは本番の一週間前の退勤後に待ち合わせ、ギターの置いてあるさる飲み屋さんで一時間ばかり合わせました。大体のところで切り上げ、あとは久しぶりの音楽談義です。
本番の12月3日は、いつものように少し早めに会場に行って簡単なリハーサルです。その後皆さんが集まるまで、1階のレストランでビールを一杯やって、少し良い気分になったところで準備完了です。最後の段階は非常に重要で、Y.Kさんも私もアルコールが入った方がリラックスして良い(酔い?)演奏ができるようです。
ここまでくれば、後は流れです。本番は「星に願いを」、「ラ・クンパルシータ」、「シクラメンのかほり」の順で気持ちよく演奏しましたが、今年も大好評だったと思います。
また来年ということで締めくくりましたが、来年の2月には60才の誕生を迎えるので、どうなることやら。
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