bg0033 新潟へ出張(October 18, 2006)
私が所属する会社は三つの会社が出資している合弁会社です。私が勤務している工場は、元々H製作所所属の工場だったのですが、合弁会社設立と共に、一つの工場敷地内にH製作所所属の部門と、新会社所属の部門とが共存するようになっています。
新会社はH製作所の系列会社ではなく、独立した別会社の扱いです。これまではそれぞれK工場の一部門として、協力して仕事を続けてきており、別会社になったとはいえ、その関係は変わりません。
お客さんである某電力会社さんからH製作所に委託研究が出ており、私の専門分野であることから、H製作所から協力要請が来ています。協力するのは一向に構わないのですが、別会社なので出張するにしても色々と事務手続きが面倒です。
私の職場は受注を受ける体制になっていないので、H製作所から私の会社の設計部門に発注して貰い、そこで起こした作番から私の出張旅費が出るという形がやっと整ったところです。半年毎の委託研はもう2期目の後半です。
委託研究の一環で、新潟県にあるH製作所の子会社で製品を使用した試験をすることになり、お客さんと共に行ってきました。常磐線→上越新幹線→羽越本線と乗り継いで、18時過ぎに駅に着いたところ、工場の車が迎えに来ています。
車が工場に向かって行くので、あれ今から打合せかなと思ったら、工場敷地内に宴会のできるクラブがありました。
ビールの次は地元の酒が出てきます。地元の酒といっても、新潟は全国版の酒の宝庫です。「藤の井」「〆張鶴」「八海山」・・・と出てきます。「そんなに飲ませても、明日の試験は甘くならないよ・・・」と釘を刺しながらも、しばし旨い酒を堪能です。
次の日は二日酔いもなく、最初に電流・電圧オッシロ波形を見て測定回路の接続間違いを1箇所指摘し、以降は順調に試験が進みました。お客さんもご満足の様子です。
応接室で昼食をとったのですが、食事の後私だけ設計室に呼ばれました。実はこの工場からは、以前から時々私の専門分野で技術相談を受けており、何度か来たこともあるのです。私が定年退職して嘱託になったと知り、何とか協力して貰えないかということのようです。
別会社なので正式なルートではかなり難しいかと感じます。でも頼られるのは私としては嬉しいことで、旅費を出して貰えれば、何かの折には来ても良いですよということにしました。旅費だけではなく宴会費用も出しますと、設計部長さんは痛いところを突いてきます。
お客さん共々帰りには「藤の井」の4合瓶を1本お土産に貰いました。良い工場ですねぇ!!
帰りの電車では、飲み飽きた缶ビールの代わりに缶チュウ杯を買ったところ、お!!なんとなかなかいけるではありませんか。上越新幹線→常磐線で3本も空にしてしまいました。
あれ、「番外」ではなく「酒」の話だったか・・・。
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