bg0032 有言実行と不言不実行(September 25, 2006)
有言/不言と実行/不実行を組み合わせると、四つの言葉ができます。
有言実行、有言不実行、不言実行、不言不実行。人間としてどのタイプが良いか・・・というのは、人によって意見が分かれると思います。
会社で仕事をしていて、私が考える良い順番は下記です。
①有言実行、②有言不実行、③不言不実行、④不言実行
勿論、異論があると思います。私の勝手な解釈では、次のようになります。
①有言実行:会社で仕事をしていて、最も望まれるタイプだということは、異論がないでしょう。設計のデザインレビューをフォローアップする立場としては、きちんと計画をたて、計画通り実行してくれる人でないと困ります。
しかし研究部門のようなところでは、低い目標を立てて、それを達成したと澄まされないよう、上の人は目を光らせる必要がありますね。
②有言不実行:できるかどうか不安であっても、やらねばならないことは兎に角「やります!!」と宣言して貰わないと困ります。できるかどうかは、その目標に向かって頑張ってみなければ分らないことで、結果云々はまずは関係ないのです。
声が大きくて論理的な意見を発表できる人は、実行が伴わなくても会社の中で出世するケースが多いと思います。「口ばかりで・・・」という批判はひがみで、口ばかりの人も要所では必要な人材なのです。声が大きいだけの人はまた困るのも事実ですが・・・。
③不言不実行:「やる気がないなら言うな!!」というのが私の考えです。言われたことしかやらないタイプですね。「言われてないのだからやる必要ないでしょう・・・」という論理も一理あるのですが。こういう人は結構多く、日本企業の土台を支えてきたとも言えるでしょう。
④不言実行:日本人としては最も好ましいとされているタイプですね。黙々と一つのことをやり続けて、大きな結果に結びつけるのは、日本人の模範・美徳とされるところです。
しかし、グループで計画にのっとって仕事をしている会社としては、一番始末に終えないタイプです。やらねばならないときにやって欲しいのですが、計画性も何もなく「できるときがやるとき」では困るのです。
「やって貰わないと困る・・・」と攻めているときに「う~ん・・・」と考え込まれるのはまだかわいいのですが、「いつやるの?」と聞いたときに「・・・・・」では、どなりたいのを抑えるのに苦労します。
実際には、上記の特定のタイプが全ての場合に一番良いということはないのでしょう。適材適所とは良く言ったものですね。それぞれのタイプに適した業務があり、歯車が集まって、大きなものを動かしているのでしょう。
ところで私はどのタイプかって?「ええと、ええと・・・③かな?・・・④かな?・・・」優柔不断タイプのようで・・・。
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