gt0225 PrintMusicで縮小音符を入力する裏技(August 13, 2011)
楽譜作成用市販ソフトFinaleはオープン価格で6万円前後、実売の最安値でも5万2000円くらいします・・・高~~い! そこで3年前にFinaleシリーズの廉価版PrintMusic 2007を1万2000円で購入しました。廉価版とは言え十分な機能です。PrintMusicでは符頭の非表示、変更などの機能はないのですが、例えばフラメンコギターのゴルペ記号はおたまじゃくしの上にテキストで太めの「×」印を付けてごまかしています。
ところで、フラメンコギターの楽譜は3ページものが多く、譜面台に乗せるのに工夫が必要です。長い夏休み・・・そうだ、3ページものを2ページにしてやろう・・・。早速PrintMusicの大活躍です。フラメンコギターでジャカジャカと鳴らす部分は同じ和音が続くことが多く入力が大変ですが、おたまじゃくしが沢山ある和音を1拍単位でコピーできることが分かってからは、楽譜作成の能率がかなり上がりました。
それにしても同じ和音が続く場合は、最初の和音を入力し、後は符頭を省略して符尾のみとしたいのですが・・・。譜面作成のスピードもかなり上がりそうで、やっぱりFinaleか・・・我が家の財務大臣の顔がちらちらと浮かびます。
Finaleでできて、PrintMusicでできない機能は・・・、そうだオブリガード用の部分的な縮小音符・・・装飾音符でできないかと色々と試したことはあるのですが失敗しています。装飾音符は入力する度に位置が前の小節にずれていくのですが、最後に装飾される音符を入力すると小節内にきちんと配置されるようになります。装飾される音符を非表示にすると、装飾音符の位置がまた元に戻ってしまいます。
Yahoo!知恵袋でも質問してみたところ、ガイド音符というものがあることが分かりました。残念ながらPrintMusicはこの機能を持っていません。更に調べると・・・擬似的にガイド音符を作成できる裏技を見つけました。やった!!次のようにすればばっちり縮小音符が入力できます。
- (1)「ステップ入力」で装飾音符を入力する。(位置は前の小節にはみ出る)
- (2)「高速ステップ入力」でその小節を選択し、音符を正しい位置に移動する。(自動スペーシングをoffにする必要があるかも)
それから、Finaleできちんとプレイバックさせるためには、同じ和音が続く場合でも、全ての和音を入力した後に符頭非表示などにしなければならないようです。間違いなくおたまじゃくしを入力したつもりでも、プレイバックで演奏を聴いてみると、間違っているところは何となく違和感があるので、楽譜の入力ミスを見つけるためにもプレイバックの機能は必要でしょう。
何~んだ、全ての音符の入力が必要ならPrintMusicで十分じゃない。
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