gt0135 ポジションマーク(May 17, 2008)
いわゆるアコースティック・ギターなどの鋼線のギターにはネックにポジションマークが付いて付いていますね。一般に1,3,5,7,9,12,15,17,19,21フレットの中からポジションマークを付けるフレットが選ばれているようです。私のGIBSON ES-125Cには、3,5,7,9,12,15フレットにポジションマークが付いています。ポジションマークがなければ、とても弾けないでしょう。
ところで、ガットギター(クラシックギター)にはネックにはポジションマークが付いていないのが普通です。ネックサイドにポジションマークが付いているものもありますが、9フレットの代わりに10フレットに付いているので紛らわしいですね。ちょっと良いギターだと、ネックサイドにもポジションマークが付いていないようです。
ガットギターでもネックサイドにポジションマークがあった方が弾き易いと思うのですが。私のアントニオ・サンチェス3028はネックサイドの3,5,7フレットに付いているのですが、ARIA AC150Fには無いので自分でネックサイドの5,7フレットににポジションマークを付けました。白い紙を切って、スコッチテープで貼り付けているだけですよ。白い修正ペンで付ける人も居るようですね。こすると剥がすこともできるようです。
フラメンコの場合はカポタストを付けることが多いので、ポジションマークはかえって邪魔になりますね。カポタストを2フレットに付ければ、5,7フレットのポジションマークを3,5フレットと思って弾けば良いのですが、カポタストを3フレットに付けると悲劇です。
ポジションマークの位置と実際のフレットの位置との関係の、頭の中での変換が間に合わず、ハイポジションでは必ず間違えます。
ポジションマークを付けるのは、初心者のようではずかしいか?映像で確認した人がいます。村治佳織:7ポジ、鈴木大介:7ポジと16ポジ、大森康司:7ポジ、福田進一:なし、だそうです。自分で好きなように付ければ良いのですね。
インターネットオークションで入手したギターの中に、ネックサイドの7ポジションだけにポジションマークが付いているものがありました。なるほどね。7ポジだけだったのが、年をとって老眼になったので5ポジにも追加したというプロのギタリストも居ますよ。
付けないと不安だし、付けすぎると弊害になることもあるし、5ポジと7ポジに付けるのが良いところかな~と思っているところです。
前の記事へ
ギタートツプに戻る
次の記事へ