gt0131 フィーリング(March 20, 2008)
「フィーリング」、1974(S.49)年作のブラジルのシンガーソングライター“モーリス・アルバート”の曲で、1977年4人組コーラスグループ“Hi-Fi Set(ハイ・ファイ・セット)”が“なかにし礼”さんの訳詞で歌いヒットしました。
かなり前ですが、アマチュア女性歌手のリサイタルのバックバンドをやったことがあるのですが、そのときの曲の一つで、良い歌だなぁと思ったことを覚えています。
私が持っているソロギター曲集にも載っており、全体としてはかなり感じが良いのですが、アドリブソロと思われる部分がどうも弾きにくいのです。かなりカッコ良いのですが、基本的にアドリブソロを音符にしたものは、アレンジされた楽譜としては無理があります。
その部分を抜いてやろうと、メロ譜だけの曲集に載っている楽譜(原曲?)と比べてみたら、ソロギター用の楽譜はどうもおかしいのです。曲の進行が原曲と違うし、音を伸ばす部分が2小節のところ1小節しかないし・・・。少々変えるのはアレンジャーの自由・・・?
オリジナルから離れた特殊な楽譜にはしたくないので、進行は原曲と思われるメロ譜のままとし、アドリブソロの部分は無視し・・・、足りない小節を適当に追加して・・・と、例の楽譜作成用ソフト、PrintMusicを使って・・・、kei用のソロギター楽譜完成です。
ん、変に難しい部分がなくなって、かなり感じ良いですよ。アドリブソロはできるようになれば即興で入れれば良いことだし、楽譜としては十分でしょう。
楽譜通りに演奏できるのが基本ですが、実際の演奏ではその通りにやる訳ではなく、自然にその時々の自分流の即興アレンジが入ってしまいます。
まずは楽譜通りに演奏できなければ何も始まらないわけで、この点ではメロディーとコードだけのメロ譜が究極であり、ソロ用としても無限の可能性を秘めている楽譜と言えるでしょう。
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