bg0053 練習しないと下手になる(December 26, 2007)
一度身に付けた技術は、いつまでも忘れないと思ったら大間違いです。知識として覚えたテクニックは、体で覚える状態まで繰返し訓練・反復練習しないと、時間が経つにつれ忘れていくのではないかという気がします。
多分スポーツでも、芸術でも、勉強でも、仕事でも、何でも同じでしょう。脳での記憶のメカニズムについては良く知らないのですが、意識と無意識に関係していると思います。
新しく習得した技術は頭の中で考えながら実行しますが、体で覚えた状態の技術は無意識に出てきます。長年の研鑽で身に染み込んだ巧みの技は、きっと無意識で出てくるのだと思います。左脳、右脳ということにも関係しているのかも知れません。記憶が左脳から右脳に移っていくという表現もできるかもしれません。
決まっている訳ではありませんが、一般にガットギター(クラシックギター)は右手の指で、ジャズギターは右手に持ったピックで弾きます。指とピックでは演奏法がまるっきり違うので、両方の練習が必要です。ガットギターとジャズギターは違う楽器と思った方が良いかもしれません。
ガットギターの練習ばかりしていて、たまにジャズギターに触ると上手く弾けません。最近はピックの脱力練習に凝っていて、ガットギターの練習をさぼっていたら、以前弾けた曲も弾けなくなってしまいました。
やっかいですね、確かに練習しないと下手になりますよ。両方の練習をするには時間が倍必要なのですが、物事はそう簡単には運びません。
練習、練習でうんざりした人は止めてしまうのでしょう。
スポーツ選手に、全くジャンルが異なる楽器をやっている人が結構いますね。スポーツで反復練習の習慣ができると、楽器でも地味な練習が継続できるのだと思います。
・一つのこと 長く続ければ 誰にも真似のできない技となる。
・継続は力なり。
さあ、練習!練習!一芸に秀でた人は二芸にも三芸にも秀でるのです。
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