sk0030 接待で牛しゃぶ(September 11, 2006)
現在電力会社さんより委託研究を受けていますが、私も一役買って月に一度東京方面で打合せをしています。上野界隈で一杯やってくるのは、この出張の帰りです。毎回、たまには出張も良いものだと実感しています。
先週、工場の休日を利用し、工場の変電所で委託研究の試験をすることになりました。午前中、試験準備と試し試験をし、午後お客さんを迎えて本番の試験です。
午前中の準備と試験を予定通り終えました。私の専門分野の試験なのですが、お客さんを迎える前に試験結果のオッシロを見ていると、電圧波形と電流波形の関係がどうもしっくりしません。
ともあれ、お客さん到着で、本試験の前に試験担当員に測定回路のチェックをして貰いました。やはり配線が間違っていました。直して貰ったのですが、今度は電圧の相回転が逆になっています。
案の定、もう一箇所の配線間違いがあり、やっと納得できる電圧・電流波形が得られました。
長年の経験で、納得できないところは徹底的に追及するくせがついています。何事も自分が納得しなければ次に進めません。
さて予定通り順調に試験をこなし、お客さんも満足して、夜は営業の方を交えての会食です。しゃぶしゃぶがおいしい、多賀の珍竹林です。個人ではめったに来ないところで、私もお客さんとの会食は何年ぶりかです。
まずはビールで乾杯です。クイッといきたいのですが、お客さんより先に飲むわけにはいきません。飲めない性質だということで、お客さんは小さいグラスに2杯ほど飲んでから先が進みません。
営業さんが気をきかせて、少し寒いからと熱燗を注文してくれたのですが、小さい杯で飲んだ気がしません。
牛しゃぶが出てきました。米国産ではなく、常陸牛です。これはうまいと食べるのに夢中になっていると、お客さんが野菜を入れ始めてしまいました。しまった、と慌てて料理番交代です。実はしゃぶしゃぶの食べ方を忘れてしまっていたのです。
野菜を入れ終わってほっとしていると、今度はお客さんがアクを取り始めました。あ、また失敗・・・。どうも接待には向いていないようですね。営業さんはさすがに慣れていて、きちんとフォローしてくれます。
お客さんのタクシーを見送って、さてと・・・。とてもこのまま帰れる精神状態ではありません。
最近行ってなくて気になっていたスナックを2軒はしごし、焼酎をたっぷりと飲みました。普通の人には何でもないことなのでしょうが、私にとってはかなりのストレスだったようです。1軒目ではまだ収まらず、2軒目でやっと落着いてきました。
10年以上前、研究所から工場の設計に移ったころ、その日のストレスはその日の内に解消するという名目で、どんなに遅くても毎晩一杯ひっかけてから帰っていたのですが、冗談ではなく本当にストレス解消だったのですね(今になって言い訳・・・)。
2軒目でやっと歌も飛び出し、団体さんが入ってきたところで、ご帰還です。
仕事に関しては、皆さんに喜ばれるように全力を尽くすのですが、酒を飲むときは、周囲を気にすることなくマイペースがどうも性に合っているようですね。
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