sk0012 社長とペンキ屋さん(July 20, 2005)
会社の帰りにちょっと「夢路」に寄ってみました。まだ6時前というのに、もうかなり入っています。社長、大工さん、ペンキ屋さん、このお店で顔をみたことがある二人で、計5人です。私が座るとカウンタにはあと一つしか空きがありません。
ちょうどテレビで相撲中継をやっており、あれは良いとかだめとか言いながら、朝青龍の強さを見せつけられ「やっぱり・・・」です。懸賞金は1本6万円で、3万円は強制的に貯金として協会に一時預かりとなり力士には3万円入るそうです。その日の朝青龍の一番は10数本の懸賞がかかっていたはずで、15本だとすると90万円の賞金です。3秒くらいであっという間に押し出したので、1秒あたり30万円かせいだことになります。ふう~~~ん、社長以外の皆んなでためいきです。
相撲が終わると大工さんは、ちょっくら行ってきますと言って冷蔵庫に入れてあったお茶のボトルを持って出て行ってしまいました。一時間経ったら戻ってくると言ってましたが、どうなることか。
話し相手が沢山居るので、社長は上機嫌です。にぎやかさにつられたのか、普段は引っ込んでいる大ママも出てきました。そのうちに定位置の左端に座っている社長から、右端のペンキ屋さんに声がかかりました。「お~い、〇〇さん(ペンキ屋さんのこと)頼む~」 ペンキ屋さんはあんまの免許を持っているのです。
首筋がこっているとのことです。カウンターの椅子に座ったままペンキ屋さんのあんまが始まったのですが、「もっと力を入れて!」と注文が入ります。巨体の社長と比べて小柄なペンキ屋さんは大変なようです。
座敷の上がり框に社長が腰掛けて、ペンキ屋さんは座敷に上がって、本格的なあんまが始まりました。ペンキ屋さんは真剣な顔です。「社長の飲み代を3倍にして、ペンキ屋さんの分を只にしてあげねば」と外野でしゃべっているうちに飛行機?の時間で、私はおいとまです。
その後どうしたか、今度聞いておかねば。
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