gt0087 ギター・リードシート奏法(December 8, 2006)
インターネットでギター関係のリンクをサーフィンしていたところ、偶然ギター・リードシート奏法というものを見つけました。
リードシートとはコード付のメロ譜のことで、メロ譜だけでベース、リズム、メロディーを同時に即興で演奏するというものです。何のことはない、歌謡曲なら赤本を見ながら私がいつもやっていることですね。
元々はピアノに対しての方法で、最も簡単には左手でコードを、右手でメロディーを弾くということです。ジャズの場合はテンション・ノートが入るのですが、右手と左手の音の配分をうまく考えれば、十分に即興でソロができるということのようです。
ギターではピアノのように簡単にはいきませんが、トップノートがメロディーの音になるようにコードの押さえ方を工夫し、ベースも加えれば十分即興でソロができると書かれています。ジャズの模範演奏もあり、即興にしてはかなり感じの良いソロです。
去年からソロギターライブを続けるうちにソロ用にアレンジされた楽譜が集まってきていますが、中には初見では弾けない楽譜もかなりあります。予め練習をしてライブで演奏するという曲も沢山あるのですが、実は最近は曲が増え過ぎてライブの前の練習が間に合わないのです。
易しいアレンジでも、十分に消化すれば演奏中に即興で色々とやることができるので、最近はできるだけ初見で弾ける程度のものを探しています。
とは言っても、歌謡曲の赤本のようにジャズでもメロ譜だけでソロができるようにならないと、いずれ行き詰まりそうです。コンボのようにソロを順番に回す場合は、ソロをやるときとバックでリズムをやるときがはっきりと区別されているので、メロ譜があれば十分なのですが・・・・。
ガットギターでのソロの場合は、開放弦を使ったコードが主体です。ジャズでも開放弦のコードでやればできるのではと、試しにやってみたところ・・・、お!できるではないですか。メロ譜だけでもかなり感じが良いのです。ただし、簡単なコードの曲に限られます。
ひょっとしたら開放弦のコードを使えるように移調したら、もっと弾ける曲があるのでは・・・・と考えていますが、まだやっていません。kei流リードシート奏法ですね。やってみるつもりです。
インターネットで見つけたギター・リードシート奏法は基本的にはジャズのソロ演奏が対象で、開放弦のコードは使いません。私の場合通常はあまり使わない10フレット以上のハイポジションのコードも、リードシート奏法ではふんだんに使っているので、慣れるまでにはかなり時間がかかりそうです。
アレンジされた楽譜を練習してもレパートリーが1曲増えるだけですが、リードシート奏法を少しづつマスターすると、10曲単位でレパートリーが増えるに違いありません。
色々とやってみて、ソロ用にアレンジされた楽譜を、徐々にメロ譜に置き換えたいと考えています。ソロギターkeiの進むべき方向がやっと見えてきました。
わぁぁ、もう還暦を過ぎているのに・・・・!! 年は関係ないということですか・・・。
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