bg0128 退職しました(April 29, 2019)
平成の終わりと共に退職し、令和と共に第二の人生を歩む。2019年3月一杯で退職しました。研究所に29年、工場に27年の会社勤めでした。ここ5年間は週2日勤務だったので、退職後もさほど大きな変化は感じません。
あまり得意ではないお金の計算ではなく、ずっと技術中心の会社生活はやりがいもあり幸せでした。ただ、55才のとき親会社を定年扱いで退職して系列会社に転出したのですが、長年培った技術の後継者が居ないことにあせりました。幸いにパソコンが普及してきたころで、よし会社内にホームページを作ってやろう・・・!!
それからはせっせと技術資料を作り、ホームページに掲載しました。目的は、一般的な技術を系統だてて整理することではなく、40年、50年以上に亘る会社生活でkei爺爺が経験した中で、既存の技術にはないノウハウを残しておきたいということです。塵も積もれば山となる・・・膨大な技術資料になりました。特徴は、各技術資料の背景や時々のトピックスを「ちょっと一休み」という形で記したことです。
幾つか論文発表もし、60才前に思いがけず博士(工学)学位を取れたことは、おまけとはいえ望外のご褒美でした。足の裏に付いたご飯粒の例えで、「取らないと気になるが、取っても何も起こらない」はその通りでしたが、気持ちの中では大きな土台ができました。
現役の若手からの技術相談は、ホームページの中身でほとんど間に合っています。これまでは直接説明してきましたが、これからがホームページが役立つときですね。じっくり読めば追っていけるように、式の変形などは端折らずに掲載しています。技術計算プログラムも多数残しました。
このホームページは親会社の社内ホームページに掲載してあり、会社内各事業所から利用されていますが、残念ながら社外から見ることはできません。ほとんど全ての技術資料やノウハウの中身は、kei爺爺の経験で得た独自のもので、恐らく国内外の各種技術資料や論文では類似内容を見つけることはできないでしょう。
世界は広いので分かりませんが、少なくとも日本ではトップの技術であると自負しています。(*^_^*)
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